☆フォスターペアレント様 ありがとう

pa122 26-28
2014年1月14日保護 保護ナンバー:1521
コン
キジ白 オス
保護場所:福島県双葉町双葉海水浴場付近
ワクチン:1月15日 6種
FIV(−)FeLV(−)去勢手術実施
3月25日 ビリトリシド実施
排尿困難のため、ベサコリンとインデラルを処方中


フォスターペアレント 木下様(東京都)

 3・11あの日から6年 バリケードで閉ざされた街に残されたままの猫たち。7年目は、全頭救出達成を成し遂げたいです。

2017.3.11更新



あれから、6年がたちましたね。
動物たちにとっても東日本大震災の犠牲は多大なものとなってしまいました。
救えなかった沢山の命、どれほど苦しかったでしょう。今日は、静かに黙祷をささげましょう。

生き延びた命に優しく手を差し伸べられる社会はいつ来るのでしょう。
人も動物も再び心に幸せや喜びを感じて生きていける日が来ますようにと祈ります。

コン君の場合、福島県双葉町の津波被害の大きかった海水浴場の、近くの高台で保護されたのは震災から3年後でした。
それからもボランティアさんたちは、残された猫たちを保護するためにずっと給餌と保護に通い続けました。
そして6年。半年以上、センサーカメラで確認を続けて、全頭保護できたようです。
もういないと思われますので、暖かくなったら、海沿いの給餌ポイントは終了することになっています。


僕は保護されてからどうしたかって。
人間にベッタベタの僕は、福島では飼い主さんがいたはずなんだけど、原発事故さえなければまた一緒に暮らせたんだろうけど、警戒区域になってしまって再開することはできなかった。

僕は、毎日飢えていたから、警戒区域でも助けに来てくれたボランティアさんの捕獲器に飛び込んで、レスキューされたのは、すごくラッキーな出来事だった。
それまで、飢えながらも生き延びていたんだけど、体は正常ではなくなっていて、オシッコの出が悪くなっていて、入院後はシェルター暮らしになったんだよ。薬付きで。

シェルターには同じような子が沢山いて、ボランティアさんにお世話してもらって安心できる暮らしになったんだ。

ここで一生暮らすのかな〜。  て思っていたら、

ねーみんな、人生なんて、猫生なんて、生きてみなくちゃわからないよ。
みんな過酷な環境でも必死で生きているんだ。
そんな僕らを見たら、優しくしてほしいんだ。



あるときね。新人ボランティアさんが入ってきて、ボクたちは、ボランティアさんが増えると満たされるんだ。
しばらくするとね。

シェルターボランティアのおねえさんがね。
福島っ子のボクと
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川崎市動物愛護センターから来た負傷猫のミロ君と
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熊本市動物愛護センターからの老猫たまちゃんの3匹を

ドーンとおうちに迎えてくれてお世話しまーす。って言ってくれたんだ。
うわー、うれしすぎるよー。
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それからはね。
もう、幸せなんて、飛び越えちゃって、最高ニャー!

以下、このとおりニャヨ。

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先住のジャック君と大の仲良しで、追いかけっこして、毛づくろいして、一緒に寝ています。
どちらかというと僕の愛の方が強いようです。
おねえさんちには、保護犬もいるんだよ。

それからね。
ボクは、
お薬なくても、正常に排便排尿が、出来るようになったよ。
元気に走り回って、毎日、楽しいよー。

震災、津波、放射能
    
   辛い時があったけれど

こんなに幸せな日が来るなんて、みんなのおかげにゃ。

ありがとう。

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フォスターペアレント様、ありがとうございます。



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2015.12.27UP

超甘えっ子のコン君、ボランティアさんに遊んでもらって毎日ご機嫌さんです。
今も、お薬を飲んでいます。それさえなければ、里親いけるのに。









シェルターで唯一床でへそ天で寝れる天真爛漫な子です!




抱っこ大好き、近くに行くとしがみついてくるので写真がなかなか撮れない。




ホントに、こんなにベッタリの甘えっこ、里親に行かせてあげたい。
もっといっぱい甘えさせてあげたいです。




どなたかどなたか、いらっしゃいませんか。
コン君を家族に迎えてくださる方。
お薬も嫌がらず上手に飲んでくれるんですよ。

投薬中ということをのぞけば
つやつやプリプリ猫ちゃんです!




フォスターペアレント様 今年もお世話になりました。




フォスターペアレント制度

2014.07.29UP

コン君が保護された場所は、福島県双葉町 きれいな海、絶景です。
今は、国有化中間貯蔵施設候補地です。





大震災と津波で、折れたままの電柱。
人が戻れる見込みは立たず、国有化中間貯蔵施設候補地となっています。



私達が、この場所にレスキューに入るのは容易なことではありません。
それでも行かなければならない場所があります。
いまだに取り残されたままの猫達がいるからです。


2014年1月に保護されたコン君。
人間に甘える可愛い子です。
飼主さんはどこにいるのでしょう。












こんなになついているのですから、里親さん探しもしてあげたいと思っていました。
けれど、なぜか、排尿困難
全く出ないわけではないのですが、膀胱がパンパンになってやっと二日に一回ほどの排尿が見られます。
里親に出すのも心配で、シェルターで暮らす決断をしました。


シェルターに入居したコン君。
TNR日本動物福祉病院の獣医から、シェルターボランティアさんたちに、圧迫排尿の仕方を指導してもらいました。















コン君、抵抗しつつも、人に甘えられるのは、うれしそう。
福島に取り残されて、あまりにも寂しく辛かった日々。
もう、ひとりぼっちになることはありません。


フォスターペアレント様。ありがとうございます。



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